会社概要・IR情報-わが社のサクセスストーリービジョン
わが社のサクセスストーリービジョン
21世紀に入り、日本経済は依然としてバブル崩壊後の後遺症にあえぎ、低成長を続けている。自動車や機械産業等の一部の大企業は活況を呈しているが、一般的な中小企業はまだまだ厳しい状況が続いている。
最近、「格差社会」という言葉が流行っているが、確かに「大都市と地方都市」「大企業と中小企業」「上流社会と下流社会」等々、どの分野でも格差が広がってきている。
長年にわたって東濃西部地域(多治見市、土岐市、瑞浪市)を支えてきた地場産業の陶磁器(美濃焼)も中国製品の輸入等により大きな打撃を受け、衰退の一途をたどっている。
わが社も創業以来、伝統産業である美濃焼への燃料供給や機械工具の販売等によって、多くのお客様のお世話になってきたが、現在、それだけでは大変厳しい状況になっている。
2008年には創業80周年を迎えたが、社長はその前々年に「経営理念」「社内体制」を見直し、今後、どういう経営ビジョン・目標・方針を掲げていくべきかを検討するために、日本経営合理化協会の「地球の会」という研修会に参加した。
そして、一年間の研修の成果として、中長期の「事業発展計画書」を作成し、来賓等をお招きし、全従業員を集めて2007年9月16日に「発表会」を開催した。
5年後10年後の中長期計画を発表し、大きな目標・方針を立てたが、問題はこれからだった。
「地球の会」という研修会では、上場企業やこれから上場しようという会社を含めて大小約20社が参加し、素晴らしい考え方や夢を持っている経営者に直に接し、お互いに勉強したり、企業を見学させていただき、社長は大いに刺激を受けて帰ってきた。
しかし、現実には幹部を含めた全従業員にはなかなかこの考え方や夢は伝わらなかった。
ある「地球の会担当講師」の先生にもこう言われた。
『社長、素晴らしい計画書が出来ましたねぇ~! 問題はどう実行するかですね!』幸いにも、わが社には今までの社風からか、現在の従業員は「素直な従業員」「真面目な従業員」がほとんどである。
「感謝祭」や「新規客の獲得」などにはその趣旨を理解し、みんな頑張ってくれている。また、「環境事業」「オール電化事業」「リフォーム事業」等々の新しい事業が芽生えつつある。
2008年の春には、「事業発展計画書」の第一弾の新規事業として「セルフSS」と「コメダコーヒー」の複合店舗を開店した。社運を賭けた事業であったため、社長自ら陣頭指揮に当たり、大いに士気が上がり、順調に推移している。
わが社の一番の問題は、会社の「事業発展計画書」を従業員自身がいかに自分の問題として捉え、やる気や夢を持たせるか、そして有望な従業員を今後、どれだけ獲得できるかにかかっていると社長は考えている。
ある時、社長はある経営者のこんな文章を見つけた。
「社員全員を『商人』に育て上げよ」
『商人』と「サラリーマン」の違いは何か。一言で言えば、経営者としての意識を持っているかいないか、ということである。「商店」の経営者である『商人』となれば、どうしたって自分のお店の売上が気になってくる。売上が上がれば、その分それは自分の身入りとなって跳ね返ってくるし、逆に売上が下がれば、自分の収入もそれに合せて減るからだ。仮に一年も二年も売上が落ち込み続ければ、「このままではダメだ」となって、必死に対策を考えるだろう。
お店がつぶれてしまえば、自分の生きていく糧がなくなってしまうことになるからだ。ところが、サラリーマンにはこれがない。成果主義だ実力主義だと何やかんや言っても、やはりどこか根本のところで、「自分は雇われている人間だ」「自分の立場は保証されているものだ」という意識から抜け出せないため、危機感が薄く、自ら動こうとしない。トップから一年目の新入社員に至るまで、皆が『商人』としての責任とやりがいを持って自分の仕事に取り組むことが出来る。
そういう会社が、これからの時代に生き残っていく会社だと思う。
社長は、発表した「事業発展計画書」から、従業員の誰もが考えなかった夢や、不可能と思い込んでいる目標などをどう実現しようとしているのか、その夢や目標の実現に向けて自分が果たす役割は何かを理解してもらい、全従業員が上記の文章のように『商人』としての責任とやりがいを持って自分の仕事に取り組むことが出来るようにすることが経営者の役目だと思い、努力を重ねた。
社長の考え方、方針、ビジョンを繰り返し繰り返し話したり、社内外の人材教育や営業マインド研修や訓練等を全従業員に行なった結果、少しずつではあるが、経営者が目指す目標(ゴール)や夢を全従業員が共有し、誰かが指示や命令をしなくても、自分たちが何をすべきかがわかり、社内の全ての人達が主体的に行動できるようになってきた。
また、社長から「事業発展計画書」の目標・方針をもとに、それぞれの従業員の会社・個人・家庭における5年先、10年先の「夢」「目標」を作成するようにとの指示があった。そして、これを機会に従業員自身が5年先、10年先の「会社での役割」「自分や家庭での夢」について、考える機会が出来、「的(まと)」を絞り、それを励みにいっそう頑張ろうとする意欲が湧くようになった。
お蔭様で、5年後の2011年には、毎年の新規客獲得キャンペーンの成果により、既存事業を積極的に拡大することができ、新規事業も環境事業である太陽光発電システムに対する国のフォローが得られるなど、確実に成長軌道に乗せることができたため、全ての目標を達成し、全従業員に対してもある程度の成果配分をすることができた。
その後、商人的な感覚も徐々に身につき、命令などしなくても従業員が自ら進んで仕事をし、お客様も心から満足してくれる理想的な会社の姿が随所に見られるようになった。
その結果、「リフォーム事業」とそれに関連する不動産管理事業等を飛躍的に拡大することができ、総合住設事業としての基礎ができた。
また、既存事業と周辺事業においてM&Aを実行し、客数が大幅に拡大し、2016年には売上80億円、経常利益4億円、売上客件数12,000件を達成し、会社の経営理念である「地域社会、お客様」に対して「魅力NO,1(オンリーワン)」の実現に近づいてきた。
従業員に対しても、10年前の1.5倍の給料支給になり、家族を含めて、それに相応しい豊かで幸せな生活が実現でき、仕事に対してはイキイキワクワク夢中になり、会社のビジョン・目的・夢の実現にまっしぐらに進んでいる。
私たちにはこれでいい、という終わりはない。私たちがお客様に、もっともっとして差し上げることはないのか?もっともっとお客様に愛され、繰り返し繰り返し利用していただける、本当に魅力NO,1(オンリーワン)の企業になるために、自分たちが出来ることは何か?その答えを求めて、私たちは絶えず日々の業務に取り組んでいきたい。






